「肌が乾燥するから、クリームファンデーションを使っています」という人が多いのですが、かえって肌をあらしてしまう場合があります。
クリームファンデーションは、乳液のようなものの中に、顔料(色のついた粉)を分散させたものです。分離しやすいので、乳化剤(すなわち界面活性剤)で乳化し、安定させてあります。その乳化剤が、肌への刺激になるのです。また、液状である以上は、水分を含むわけですから、防腐剤も必要になります。リキッドファンデーションや、最近出てきたゲル状ファンデIションも同様です。
一方、パウダーファンデーションであれば、もちろん乳化剤は含みませんし、水分を含まないので防腐剤もほとんど必要ありません。水っぽいものは腐りやすいというのは、化粧品でも食品でも同じことです。結果として、ファンデーションの中ではパウダータイプが比較的添加物が少なく、肌にはやさしいといえるのです。クリームファンデーションのほうが、乾燥肌や敏感肌向きのイメージがありますが、むしろそれは逆だといえます。
もうひとつ、練り状のファンデーションというものがあります。パウダーと同じようなケースに入っているものやスティック状になったものもあります。いずれも、顔料に、油分だけを少し加えて、ある程度の硬さになるように練ったものです。これは、水を含まないので乳化剤や防腐剤もほとんど必要ありません。クリームタイプよりは刺激が少なく、パウダータイプよりはしっとり仕上がりますので、カバーカを出したい人にはおすすめです。ただし、油分が多いため、ニキビができやすい人は要注意です。 続きを読む
クリームは油分を与えるためにあるものです。
30代までは、肌の水分は減りますが、油分はあまり減りません。そのため、乾燥肌には油分ではなく水分を保つスキンケアを心がけます
。それには、保湿成分を含む美容液を使うのが最適です。
ただし、目もと、口もとには、年齢を問わず皮脂腺が少ないものです。この部分の乾燥が気になる人は、油分を与えるためにクリームを使うのもよいでしょう。
最近はクリームでも、シェルのような軽いテクスチャー(感触)のものもありますが、それでは美容液とあまり差がなく、わざわざクリームを使った甲斐がありません。せっかくクリームを使うのであれば、こくのある、クリームらしいもののほうがおすすめです。 続きを読む
「化粧水と乳液」は、「シャンプーとリンス」のように、かつては必ずセットで売られていたものです。「水分のあとに、油分でフタ」という、古典的なスキンケアが主流だったころのことです。
なぜ古典的かというと、肌の水分は、油分でフタされているわけではなく、セラミドなどと結合することによって維持されていることが、わかってきたからです。
そのため、最近では乳液にかわって美容液が使われるようになりました。近い将来、乳液はレトロ化粧品となるかもしれません。
ただし、やはり使い慣れた感触が手放せないのか、乳液のファンもいるものです。そういう人たちには、セラミドなどの保湿成分配合の乳液をおすすめします。
美容液と乳液の中間のような、保湿成分をたっぷり含んだ乳液というものも最近は出ています。「油分でフタ」から一歩進んだ、新しいタイプの乳液ならば、使う価値はあるでしょう。 続きを読む
美容液とは、いったいどんなものを指すので通常は、透明もしくは半透明のシェルで、保湿や美白などの有効成分を豊富に含む化粧品のことをいいます。小さめの容器で、値段は高めのものが多いようです。
ところが最近は、いろいろな形の美容液が出回っています。クリームに近いものや、化粧水のように水っぽいものもあります。値段もまちまちです。「こういうものが美容液」という正確な定義や条件はないので、各メーカーがいろいろなものを、美容液として売り出しているのです。
では、美容液を選ぶ際は、どのようなことに注意したらよいのでしょう。
まずは、配合されている成分を確認しましょう。単なる保湿から、美白、アンチェイジングなど、いろいろな成分を含むものがあります。美容液というからには、なんらかの美容効果を期待するものですから、有効成分についてはっきり確認することが大事です。 続きを読む
化粧水をつけるときは、手でつけていますか? それともコットンを使っていますか?
コットンは、どんなに上質のものを使っても、繊維の刺激で肌に小さな傷ができやすいものです。角質層が傷つけば、そこから肌のうるおい成分が流れ出し、外界からの刺激は中に入ってきてしまいます。そして、肌は乾燥し、肌老化を招く原因となります。
普段のスキンケアで、コットンを使う必要性はありません。化粧水でも美容液、乳液でも、手でつければ充分です。手でつけるとムラになるとか、手が化粧品の栄養を吸ってしまうというのは俗説です。もし、手にとった化粧水などが顔にのせる前に手に吸いとられてしまうのなら、手ですくった水も手の中に吸いとられてしまうはずです。しかし、水をすくうことができるのですから、手に化粧水などをとって肌にのせることに、まったく問題はありません。 続きを読む
「肌には水分が大切だから、化粧水はいちばん大事」と考えている人がほとんどのようですが、それは間違いです。化粧水が、そのまま肌の水分になるわけではないからです。
私たちの肌の水分を守るために、もっとも活躍しているのは、角質細胞間脂質、なかでもセラミドです。セラミドは年齢とともに減り、それに伴い肌の水分も減っていきます。そこで、セラミドを補うか、もしくはその代用になる保湿成分(ヒアルロン酸など)を補うのが、正しい保湿のお手入れになります。
肌のうるおいイコール化粧水と思う人が多いようですが、化粧水の大半は水です。水の中には、これらの保湿成分はあまり配合できません。つまり、セラミドが減っている肌にいくら化粧水をつけても、時間がたてば蒸発してしまいます。水を与えても、それは単に「濡らして」いるだけで、保湿したことにはならないのです。髪の毛がパサついていたときに水で濡らしても、またすぐにパサついてしまうのと同じです。
「化粧水だけは、安物でいいからたっぷりつけろ」という習わしがあるようで、とにかく化粧水を何度も重ねづけしている人が多いようですが、残念ながらあまり意味のないことです。コットンで何度もバッティングしていると、逆に肌を傷めてしまうこともあります。
また、肌が乾燥してあれているときに、「あまりいろいろつけたらいけないと思って、化粧水だけにしていました」という人もよくいますが、これも間違いです。化粧水だけでは、さらに肌が乾燥し、悪循環を招きます。いろいろつけたくないときは、美容液かクリームだけを使うようにしましょう。真の保湿とは、水分を維持するための「保湿成分」をしっかりと与えて、肌の保水力を高めることをいいます。そして、保湿成分を多く含むのは、美容液やクリームです。肌のうるおいのために使うのであれば、必要なのは保湿成分を含んだ美容液やクリームであることを覚えておきましょう。 続きを読む
最近は、洗わないスキンケアというのがはやりのようで、朝は水ですすぐだけとか、夜はクレンジング料でふきとるだけ、などという人もいるようです。しかし、肌に残った油分は酸化されて老化の原因になります。
やはり、朝晩石けんで洗うことは、美肌の基本です。洗顔で油分が落ちてしまっても、スキンケアで補えばよいことなのです。古い油分を残しておくよりも、そのほうがはるかに衛生的です。 続きを読む
洗顔料は、肌の脂汚れをしっかり落とすことを目的に選びましょう。最近は、肌にうるおいを残す洗顔料とか、美白のようなイメージをうたった洗顔料もあります。しかし、洗顔料は流してしまうものなので、保湿や美白などのいろいろな成分が配合されていても、全部すすぎのときに水に流れてしまいます。あくまでも、洗顔料は汚れを落とすことに徹して選びます。
結論として、洗顔料は、シンプルな固形石けんがいちばんです。しつかりと汚れが落ちて、肌に余分なものが残らないからです。平均的なところでいうと、しっとり洗顔料の洗顔フォームには約30%の油分が含まれており、浴用の固形石けん(昔からある白い石けん)には5%程度しか含まれていません。浴用の固形石けんでは洗浄力が強すぎるという人は、洗顔石けんを選びます。洗い上がりの肌を触って、指がキュキュツというくらい、脂が落ちているのを確かめましょう。 続きを読む
クレンジング料は、肌が濡れていない状態でなじませていきます。
まずは、顔の中でも皮膚が比較的強い部分、額などを含むTゾーンからのばし始めます。つぎに、頬などのUソーンヘ広げていき、最後にもっとも皮膚が薄くて弱い目もとと口もとにのばしてなじませたら、ぬるま湯で流します。クレンジングにかかる時間は、1分くらいです。クレンジング料は肌に負担がかかるので、なるべく短時間でクレンジングを終わらせる必要があります。
目もとなどのポイントメイクが落ちにくいときは、その部分だけオリーブオイルで軽く落としましょう。薬局で売られているオリーブオイルをコットンに含ませ、目もとや口もとに1分くらいのせておき、にじんできたら軽くぬぐいます。そのあと、顔全体をクリームタイプのクレンジング料でクレンジングします。 続きを読む
フアンデーションを使ってメイクをしている人の場合は、クレンジングと洗顔の、いわゆる「ダブル洗顔」が必要になります(粉おしろいだけの場合は、クレンジングは必要ありません)。最近のメイクアップ料は汗や水に強く、くずれにくくなったぶん、洗顔だけでは落ちませんので、きちんとクレンジングをおこないましょう。
油性汚れであるメイクアップ料は、水にはなじみません。そのため、メイクアップ料を浮かせるための油分と、水となじませるための界面活性剤を配合してあるのが「クレンジング料」です。「界面活性剤」というと、とても肌に悪いイメージがありますが、メイクアップ料を落とすためには不可欠のものです。界面活性剤の量や質で、クレンジング料の良し悪しが決まるといっでもよいのです。
クリームやシェル、オイルなど、クレンジング料にはいろいろなタイプがあります。しかし、いずれにしてもクレンジング料は、日々のスキンケアアイテムの中では、もつとも肌を傷めやすいものです。ですから、なるべくよいものを選んで、肌をいたわる努力が必要です。
いろいろあるクレンジング料の中で、比較的肌にやさしいといえるのは、洗い流せるクリームタイプです。乳化したジェルタイプ(透明でなく白いもの)でもよいでしょう。 続きを読む