「コラーゲン」とはタンパク質の一種で、線維状の構造をつくる性質があり、人体では、皮膚のほか、筋肉や骨、内臓などのいたるところに存在します。コラーゲン線維のことを膠原線維ともいいます。
肌のコラーゲンは、真皮にあります。真皮の約70%はコラーゲンでできています。コラーゲンは、ゴムのように弾力をもった線維なので、肌は押しても元に戻りますし、多少は伸び縮みするわけです。しかし、紫外線や加齢によって劣化すると、古くなったゴムと同じで、弾力を失います。 続きを読む
表皮のいちばん深い部分、すなわち真皮との境目にあたる部分を「基底層」といいます。ここは、新しい表皮細胞を生み出す、工場のようなところです。ターンオーバーのサイクルのスタート地点でもあります。
基底層では、血液から栄養分と酸素を受け取って、新しい細胞がっくり出されます。そのため、ダイエットなどで栄養(とくにタンパク質)が不足した場合や、タバコを吸って血行が悪くなったりした場合、ターンオーバーに支障をきたします。 続きを読む
角質のバリア機能は、実は肌の中の「セラミド」の量と関係します。セラミドが減ると、バリア機能も弱まります。
角質層は、レンガとセメントのような構造をしているといわれます。角質細胞をレンガに例えると、セラミドなどの角質細胞間脂質がセメントで、角質細胞をつなぎとめています。
角質細胞間脂質はコレステロールのようなものを原料として、表皮細胞の中でつくられます。いろいろな脂質が混ざり合ってできていますが、そのうちの約40%にあたるのが「セラミド」です。残り60%にはスフィンゴ脂質や遊離脂肪酸などが含まれます。これらの脂質が水と
結合して、肌の水分を守り、また、外界の刺激から肌を守るためにも大きな役割を果たしているのです。
このように、しっかり積み重なった角質層ですが、セメントの部分(セラミドなどの角質細胞間脂質)が足りなくなると、レンガ(角質細胞)がぐらついてしまい、一部がはがれ落ちたりします。これが、肌の表面からは、粉をふいたような状態として見られるのです。レンガが脱落すると、当然そこはバリア機能が弱くなって、外から刺激が入り込みます。肌が粉をふいた状態になっているときに洗顔すると、石けんがしみたりするのはこのためです。
セラミドは、レンガを支え、さらに水分をキープしている、肌にとってもっとも大切なものといえるのです。
ただし、年齢とともにセラミドの生産量は減ってくるので、肌は徐々に乾燥しやすくなっていきます。
私たちが素手で洗剤をさわっでも、洗剤がしみ込んでくることはありません。これは角質層に「バリア機能」というものが働いているからです。海に入っでも塩づけにならないのも、バリア機能のおかげです。
肌のいちばん表面にある、死んだ細胞(角質細胞)の層が「角質層」です。顔でいうと、約20層の細胞がレンガのように積み重なってできていて、厚さは0.02ミリほどになります。この非常に薄い角質層という膜が、皮膚に触れるすべてのものからからだを守り、また内部の水分が外へ蒸発しないように守る働きをしているのです。これを「角質のバリア機能」といいます。 続きを読む
「ターンオーバー」とは、入れ替わるというような意味ですが、美容の分野ではとくに、表皮の生まれ変わりのことを指しています。表皮細胞が基底層のところで新しく生まれて、約28日かけて角化し、角質細胞になり、最後は垢としてはがれていく、このサイクルをターンオーバーと呼ぶのです。
ターンオーバーによって、表皮細胞は絶えず入れ替わっていることになり、そのため、表皮にできた傷は、痕が残らずに治ります。枝毛が
できても、髪が生え変われば元に戻るのと同じです。 続きを読む
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織で構成されます。そのなかでも、スキンケアをするうえでとくに知っておきたい、表皮と真皮の構造を中心に、くわしく説明していきます。
皮膚のいちばん表面の部分が、表皮です。「角質」という言葉をよく耳にしますが、角質も表皮の一部です。表皮のいちばん上にある、死んだ細胞(角質細胞)の層を角質層と呼び、その下の生きた細胞(表皮細胞)の層と区別しているのです。 続きを読む